こだわり抜いた素材選び

私たち小澤工務店が、お客様の大切な「和が家」をお造りする際に、最もこだわるのが「素材選び」です。
滋賀県で家を建てるなら、滋賀県の気候で育った木を使うのが一番なので、主要な力材は天然県産材を採用しています。
しかし、いざ森に行き、この一本と決めて伐採しても、その木が使用できるものであるかは切ってみないと分かりません。まさに賭けです。
そうまでして、我々が素材にこだわるのには理由があります。
それは、その「木」がその家に住む家族を守り、癒し、時には慰め、共に成長していく柱となるからです。
私たちは「伐採して使用される」だけの素材選びはしません。
「伐採してから、家族を守る柱」となる素材選びに全力を尽くします。

素材の選定から作業場に運び込まれるまで

丸太梁・地棟など、丸太組を得意とする小澤工務店では、天然桧のある奥永源寺へ自ら選定にいきます。
丸太と丸太が組重なる高さ・強度・見栄えを考慮して、反り・太さ・長さを選定し、育ったままの立っている状態で、数十本の中から建てさせて頂く、家に適した木を見極めて採用購入します。

伐採工

山師さんより良い木の情報を仕入れ、長年の経験から培った「目」で一本を決めます。

途中で折れたりしないように、山側へと倒れるよう伐採します。

この木は、たくましく頑丈、そしてまっすぐ伸びていたため、私たち職人の加工でいい柱となります。

葉枯らし

立木で選定した丸太は、伐採に適した時期に立っていた状態と近い様に山側へと伐採し、「葉枯らし」という行程で、葉が適度に枯れるまで、約1か月から2か月以上、そのまま山で自然乾燥します。

切り出し製材工

樹齢150年以上、株で直径40㎝から50㎝、長さ20m以上の天然桧を、株から必要な丸太の長さに切り、次に通し柱・柱・横架材などを取り、最後に土台などを取り余すところ無く切り出します。
製材工場へ搬入後、自ら立ち合いのもとで、材料の強度・使い方にあった向きに製材し、丸太の皮むき・背割れを入れます。

伐採工・葉枯らし・切出し製材工、この3つの工程を経てようやく小澤工務店作業場に搬入され、
搬入された材料を匠の技で手刻み加工します。
期間はかかりますが、強度・木肌、何をとっても「最上級の材料」といえます。

伐採シーンのご紹介